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終わり

あの人はずっとどこかに終わりを見ている

 

気がする

 

 

って書いた 本当にそうだったのかもしれない

 

全てを残したまま終わらせていくことが本当に美しいと思っているのならそれは間違っている 残された人にとてつもなく深く もうどうしようもない傷を残していくこと そしてその傷が癒える時間を持たせないこと それが無期限の活動休止ということだと 分かって欲しい 大好きな人が大好きな曲を 楽しそうに歌っていること それを見ることが ファンにとって私にとって どれほどの幸せだったのか分かる? ひとつの決断でこうなることは 誰もが多分何となく分かっていたと思うけど 大切なものは失いたくないから 綺麗な形のまま残しておくのだろうか 解散もせず なくすことはない でもそれがどれほどまでに残酷なことか 気づいて欲しい どの角度から見ても希望がないものに希望を見出すことはできない そして私は その決断をゆるすことができないのかもしれない エゴだと言われればそうだけど だって許せないじゃん あんな終わらせ方したのだってエゴだ あくまでも理想の形 理想だけで綺麗に終わらせるのなんて 本人たちのエゴでしかない ぐちゃぐちゃになって捨てていく方がマシだ 理想のロックバンドは もっとぐちゃぐちゃで泥臭くてかっこいいものじゃなかったの?