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異邦人

エトランジェ。

わたしが後にも先にも、きっと一番好きな曲。この曲がある限り、NICO Touches the Wallsが絶対に好きだって、揺るぎない気持ちを持てる曲。疲れた時に癒される曲。心を落ち着けられる曲。幸せを噛み締められる曲。
そしてわたしがNICO Touches the Wallsにおちた曲。
この曲のもつ果てしない、切なさというには難しすぎるもの。

〝彷徨う僕は消えない風になる〟

ここからは完全に個人的な解釈になるのだけれど、
この曲の中には、
風 永遠 未来
があると思う。

イントロからの第一声〝ヒュルリラ〟という声を聞いて何を思うだろう。風?風だとしてもどこの風?ビルの隙間?それとも心の隙間?人間の中身の空っぽさ?背中を押される追い風?

〝青錆まみれの箱庭〟〝時の魔法〟〝今もまだ忘られぬ〟
永遠なんてないよって、そう言っているのかな。忘れないでいたいこともある。そのまま大切にして生きていきたいものもある。でも時の魔法には逆らえない。

〝いつかこの心挫けそうになった時は〟〝明日を待つ〟
でもやっぱり未来へ進んでいくの? 未来に何があるか分からずとも、道もわからず彷徨いながらも、エトランジェとして未来へ。

〝風は歌うだけ 夢を見たいだけ
僕は歌うんだぜ 君に届くまで〟

この解釈はあくまで個人的なものだし、決して読みやすいものでもないけど、気持ちとして、残しておこうと思います。それだけ。